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COLUMNアスファルトは、主に道路の舗装に使われる欠かせない素材ですが、処分方法についてはよくわからない…という方が多いようです。アスファルトを処分する際には「産業廃棄物」として取り扱う必要があり、処分にも厳密な決まりがあります。
では、どのように処分するのが「正しい方法」となるのでしょうか。今回はアスファルトの詳細や正しい廃棄方法、産業廃棄物処理業者の適切な選び方について詳しくご紹介いたします。
「アスファルト」とは、石油に含まれている炭化水素のことを指します。別名「土瀝青(どれきせい)」「地瀝青(じれきせい)」とも呼ばれる物質です。
また、精製することで取り出せる油がそのままアスファルトとして利用できるため「ストレート・アスファルト」と呼ばれることもあります。
色は黒色で固体・半固体の物質です。最も有名なのは道路の舗装材ですが、他にも塗料や絶縁材等にも利用されています。
また、砂利を混ぜたものは「アスファルト合材」と呼ばれ、つなぎ目が少なく遮音性が高いというメリットを活用して、道路の舗装に活用されています。さらに、安価で施工でき、排水性や透水性を高めるように舗装できるのも特徴といえます。
デメリットとしては耐久性と耐熱性が低く、デザイン性の乏しさがあげられます。色を変えることが基本的にできないため、一般家庭の舗装にはほとんど使われません。
コンクリートは、アスファルトとは根本的な構造が異なります。コンクリートは焼却した石灰石や粘土等の物質を粉砕した粉末状の物質です。非常に強固で耐久性が高い反面、曲がりにくいという特性があるため、施工時にはワイヤーメッシュや鉄筋を用います。アスファルトと比べて施工単価が高い上に追加工事が難しく、騒音が発生しやすいというデメリットはありますが、耐久性は非常に高いためメンテナンス頻度を抑えることができます。
アスファルトの「正しい廃棄方法」とはどのようなものが該当するのでしょうか。基本的には専門業者である産業廃棄物処理業者に依頼し、適切な方法で処分を依頼するのがベターな方法です。
以下より、詳細について詳しく解説いたします。
アスファルトの処分時には専門の業者に依頼する必要があります。アスファルトは産業廃棄物の「がれき類」に分類されるため、必ず産業廃棄物処理業者に処分を依頼しましょう。特に「がれき類」はリサイクル率が非常に高いものの、重量があるため長距離輸送には不向きです。そのため、不法投棄や不適切な方法で処理する業者が多いジャンルとなっており、依頼する業者が優良な専門業者かどうか注意する必要があります。
アスファルトを含めた産業廃棄物の不適切な処理や不法投棄は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」によって禁じられており、発覚した場合は懲役刑や罰金刑が科されます。しかし、この法律は業者側だけではなく、処理を依頼した側(排出者)も、業者側と同じく懲役刑や罰金刑が科せられるおそれがあります。「悪質な業者であることを知らなかった」といった理由は通用しないため、アスファルトを含めた産業廃棄物を処分する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要になります。
近年、産業廃棄物処理業者は増加傾向にあります。しかし、法を遵守し、適切に処分してくれる業者を選ばなければ、法律違反に該当する可能性が出てきてしまいます。
そこで、ここからはアスファルトを含めた産業廃棄物を正しく処分してくれる業者の選び方について、わかりやすくご紹介いたします。
まずは、行政処分が出ているか、近隣住民から悪い評価が出ていないかどうか確認しましょう。そのような業者は基本的にルールを守る意識が低く、リスクの高い業者といえます。
特に、行政処分を受けている業者は避けるべきでしょう。
「行政処分」は非常に重いもので、違反行為の是正勧告を無視して事業を続けることにより行政処分が下されます。
つまり、行政処分を受けている業者はモラルが低く、注意されても違反行為を繰り返す業者です。
このような業者は、不法投棄や不適切な処分を行っている可能性が非常に高まりますので、依頼しないようにするのが無難です。
ちなみに、どのように行政処分を受けているか確認するのかというと、処理業者の所在地を管轄する自治体に電話することで確認が取れます。非常に簡単なことですので、ぜひ確認するようにして下さい。
産業廃棄物処理業者を選ぶ際には、複数の業者の見積もりを取り、比較すると相場感や飛び抜けて金額の高い業者等がわかります。産業廃棄物処理の費用は業者によって大きく異なりますので、複数の業者を比べないと、料金相場はわかりません。この複数の業者の見積もりを取ることを「相見積もり」と呼びます。
業者を選ぶ際には、少なくとも3社以上の見積もりを取り、しっかり比較検討して決めましょう。
3社以上の見積もりを比べることにより、地域の相場や適性価格でサービス提供している業者を選べます。
行政処分を受けていないことを確認し、見積もりを取って候補となる業者を選んだら、実際に処理業者を訪問することをお勧めいたします。
実際に訪問して現地確認することで、その業者がどのような事業運営をしているか、どのような設備を所持して産業廃棄物を処分しているかを確認できます。
手間と面倒さはありますが、目視で確認しておくことで信用できる業者かどうかの判断がつけられます。
また、廃棄物処理法においても、廃棄物の処理の状況に関する確認が「努力義務」として設定されています。法規制の観点からも、できるだけ現地を訪問し、写真等の記録を残しておくといいでしょう。
弊社近畿エコロサービスでは、アスファルトを含めた産業廃棄物の運搬・処理を適切・安心・確実に行うことにより、多くのお客様から高評価をいただいております。
弊社は自社で処分工場を保有しております。収集から処分まで一貫した処理が可能となっているため、情報が外部に漏れない上に、処分にかかるコストを削減できます。
また、マニフェスト等の事務手続きも簡略化できますので、お客様にとってよりよいサービスの提供が実現可能です。
他にもご不明な点やご不安な点がありましたら、遠慮無くご連絡・ご相談下さい。
法を遵守し、安心かつ確実な処分を日々行っております!ぜひ近畿エコロサービスにご相談下さい。
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