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コラム

COLUMN
                 
2023.08.18
各業界の廃棄物処理

次亜塩素酸を大量に廃棄するときの正しい方法。産廃業者に依頼すべきケースとは

次亜塩素酸を大量に廃棄するときの正しい方法。産廃業者に依頼すべきケースとは

コロナ禍以降、よく耳にするようになったものとして「次亜塩素酸」があります。殺菌や除菌能力が高く、新型コロナウイルス感染症の流行時には売り切れるお店があるほど多く活用されました。

しかし、次亜塩素酸には「使用期限」があり、期限を過ぎたら廃棄しなければなりません。そこで疑問に思うのが「次亜塩素酸はどうやって捨てたらいいのか?」というものです。

そこで、今回は次亜塩素酸を処分する際の注意点や、次亜塩素酸を大量に廃棄する時の方法、産業廃棄物処理業者に依頼するべきケース等について詳しくご紹介いたします。

次亜塩素酸を捨てる際の注意点は?

家庭で次亜塩素酸を捨てる際には、どのような点に注意したらいいのでしょうか。自宅で処分する前に、注意点をしっかり理解しておけば安全な処分につながります。

ここでは、次亜塩素酸を処分する際の注意点についてご紹介いたします。

 メーカーや販売店が定めている方法で捨てる

基本的に次亜塩素酸は「生活排水」として捨てることができますが、細かい方法はメーカーや販売店によって異なるため注意が必要です。

例えば、買ったままの原液をそのまま排水口に捨てられる次亜塩素酸もありますが、水である程度希釈してから捨てるように指定されているタイプの次亜塩素酸もあります。

このまま捨てていいのか、希釈してから捨てるべきなのかは異なるので、捨てる際には必ずメーカーや販売店が指定した方法に従って捨てるようにしましょう。

 電化製品・紙等水分に弱いものを近くに置かない

特に使用期限が過ぎてしまった次亜塩素酸や専用の噴霧器内に残っている次亜塩素酸を捨てる際、電化製品や紙等の水分に弱いものは遠ざけてから処理するようにして下さい。

特に、電化製品は近くに置いておくと、次亜塩素酸がかかって故障するリスクがあります。安全な状態を確保して捨てるのが安心です。

捨てる時には必ず部屋を換気する

次亜塩素酸の中には、薄い塩素の臭いがするものも多くありますが、有機物に触れると反応して水に還るため、少量であれば塩素臭が気になることはありません。

しかし、大量の次亜塩素酸をまとめて捨てると、塩素臭が気になるケースも出てきます。

まとめて捨てる際には、窓やドアを開けて換気をしっかり行う、あるいは産業廃棄物処理業者に依頼する等、できるだけ安全な方法で捨てることをお勧めいたします。

 次亜塩素酸の具体的な捨て方4つ

ここまで、次亜塩素酸を捨てる際の注意点や準備する事柄についてご紹介してきました。ここからは、いよいよ次亜塩素酸を捨てる際の具体的な方法についてご紹介いたします。

次亜塩素酸は捨て方を間違うと健康や命を損なう可能性も出てくるので、十分注意した上で処分するようにして下さい。

次亜塩素酸の具体的な捨て方①濃度を薄める

まず、注意しなければならないのは、次亜塩素酸の「濃度」です。家庭で次亜塩素酸を使う場合、塩素系漂白剤を希釈して作りますが、濃度はおよそ0.05%前後だとされています。

濃度が高すぎると、排水口等が腐食する原因となってしまうので、次亜塩素酸が余ってしまったら、まずは水を足して濃度をできるだけ下げてから、排水口やトイレに流すようにして下さい。

また、流す際にはそのまま薄めたものを流すのではなく、水道水を出しながら流しましょう。

 次亜塩素酸の具体的な捨て方②手袋・ゴーグルをはめて行う

次亜塩素酸は強いアルカリ性の液体を希釈して作っているため、肌に直接触れたり目に入ったりすると非常に危険です。

捨てる際には、ゴーグルをして目を保護し、ゴム手袋かビニール手袋をして、手に付着するのを防ぐよう心がけて下さい。

次亜塩素酸の具体的な捨て方③換気する

次亜塩素酸を廃棄する場合には、上記でもご紹介したように、換気は不可欠です。ドアや窓、換気扇を動かす等行い、しっかりとした換気を行いましょう。

次亜塩素酸の具体的な捨て方④酸性のものと絶対に混ぜない

上記でもご紹介したように、次亜塩素酸はアルカリ性の溶液ですので、トイレ用の洗剤等の酸性の液体と混ざると有毒ガスが発生します。このガスは塩素系ガスであり、吸ったり触れたりすると、目や鼻、喉に強い刺激を感じます。さらに長期間吸い続けると、呼吸器や目、口腔内の組織が破壊されてしまうこともあり、非常に危険なガスです。

多くの酸性の液体には「混ぜるな危険」という表示がありますので、必ず確認しておくようにしましょう。

大量に次亜塩素酸がある…産業廃棄物処理業者に依頼するケースについて

次亜塩素酸は、主に家庭では漂白剤として使われますが、工業用として使用されます。他にも、大量に次亜塩素酸があり、産業廃棄物処理業者に依頼すべきケースは複数あります。

ここでは、次亜塩素酸の処分を産業廃棄物処理業者に依頼するケースにはどういったものがあるのか、詳しくご紹介いたします。

工業用品から排出された廃棄物

工業用品に次亜塩素酸が使用されている場合、使用後の廃液や廃棄物は産業廃棄物として扱われます。分類としては「廃アルカリ」になり、産業廃棄物処理業者に依頼して正しい処分を依頼する必要があります。主に製紙業や食品加工業、化学業がメインとなります。

 水処理施設からの廃棄物

水道水の消毒には次亜塩素酸が使用されることがあります。水処理施設から出る廃棄物は、次亜塩素酸を含む場合があり、このケースも産業廃棄物処理業者への処分依頼が推奨されます。

 清掃業務の廃液

次亜塩素酸は、主に清掃や除菌のために使われることが多く、清掃業を営んでいる業者でも大量の次亜塩素酸が排出されます。特に、精製された廃液や洗浄液が次亜塩素酸を含む場合、これらの廃液の処理は産業廃棄物処理業者に依頼する必要があります。

これらのケースでは、次亜塩素酸を含む廃棄物が発生した際に、法的基準や環境保護に配慮しながら、安全かつ適切に処分することが求められます。これらの廃棄物を適切に収集し、処理・処分する能力を持っている専門業者である、産業廃棄物処理業者に依頼することが大切です。

大量の次亜塩素酸の処分も承ります!近畿エコロサービスにお任せ下さい

弊社近畿エコロサービスでは、多くの事業系一般廃棄物及び産業廃棄物の収集運搬・処理を行っております。もちろん、大量の次亜塩素酸や工業・清掃業で排出された次亜塩素酸の廃液等も回収・処理をさせていただいております。

また、次亜塩素酸の「お持ち込み」も受け入れております。少量から大量に関わらず、弊社施設にいつでも持ち込み可能!トラックスケールを完備し、計量証明書も発行いたします。

次亜塩素酸も低料金で受け入れることが可能ですので、ぜひ1度ご相談下さい。

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